映画「死刑にいたる病」の感想とあらすじ。日本版「羊たちの沈黙」!?

  • 2022年5月25日
  • 2022年5月25日
  • 映画

怪優・阿部サダヲさんと、若手俳優・岡田健史さんで実写映画化された『死刑にいたる病』を鑑賞してきました。

引用元:siy-movie.com

誰かに感想を話したい、この気持ちを分かち合いたいと思っている方はいらっしゃいませんか?

余韻と言いますか、衝撃が強すぎて筆者はなかなか映画の世界観から抜け出すことができません。

なのでこの記事を書くことにしました。お付き合いいただけましたら幸いです。

こちらの記事では簡単なあらすじと感想、キャストのご紹介をしていきます。

観に行こうか迷っている方には是非ご一読いただき、参考にしていただければと思います。

ネタバレしないように気をつけましたが、事前に情報は入れたくないという方はお気を付けくださいませ。



『死刑にいたる病』のあらすじ

引用元:siy-movie.com

ある日、普通の男子大学生『雅也』の元に1通の手紙が届きます。

送り主は『雅也』の地元でパン屋を営んでいた『榛村(はいむら)』からでした。

『榛村』は24件の殺人容疑で逮捕され、そのうちの9件の事件で立件・起訴、死刑判決を受けた稀代の連続殺人犯だったのです。

手紙の内容は、9件のうち8件は自分がやったと認めるが、最後の1件は冤罪だから真犯人を探してほしいというものでした。

鬱屈した日々を送っていた『雅也』は事件を調べ始め、次第に残酷な事件の真相が明らかになっていきます。

『死刑にいたる病』の感想

引用元:siy-movie.com

冒頭にも書きましたが観終わった後、映画の世界観から抜け出せず、はっきり言うとしばらくしんどくなる作品です…

観終わってから数日経ってもなんとなく思い出してしまうほどで、私の中ではトラウマ級の作品となりました。

劇中、半分ほどは面会室のシーンですが、アクリル板の反射などを使った演出が素晴らしく飽きることはありません。

むしろ常に緊張感が漂っていて、『羊たちの沈黙』のレクター博士を彷彿させる『榛村』役の阿部サダヲさんの演技がとても恐ろしかったです。

人ってこんなにも目の表情を変える事ができるのかと衝撃でした。

光のない真っ黒な目と、犯行時のギラギラした目はどちらも人を恐怖に陥れるだけの説得力があり過ぎて恐怖しかなかったです。

ホラー映画よりも怖いと感じましたし、しばらく阿部さんの目を忘れる事ができませんでした。

殺人事件が題材の作品なのでグロテスクなシーンも多々あり、目を背けたくなるような描写もありますので、そういった作品が苦手な方には辛いと思います。

私は何度も目を覆ってしまいましたし、鑑賞中は常に眉間に皺が寄っていた気がします…

『雅也』役の岡田健史さんも精神的にどんどん追い詰められていく『雅也』の心情を丁寧に演じられていました。

初めは拒んでいた『雅也』が『榛村』に洗脳されていく様がとても生々しく、リアルな世界でもこうして知らぬ間に支配されていくんだろうなと考えさせられました。

キャスト

引用元:cinemacafe.net

榛村大和(演:阿部サダヲさん)

筧井雅也(演:岡田健史さん)

金山一輝(演:岩田剛典さん)

加納灯里(演:宮﨑優さん)

筧井和夫(演:鈴木卓爾さん)

根津かおる(演:佐藤玲さん)

佐村(演:赤ペン瀧川さん)

クラタ(演:大下ヒロトさん)

地元の農夫(演:吉澤健さん)

滝内(演:音尾琢真さん)

赤ヤッケの女(演:岩井志麻子さん)

相馬(演:コージ・トクダさん)

筧井衿子(演:中山美穂さん)

小松美咲(演:神岡実希さん)

久保井早苗(演:川島鈴遥さん)

宮下陸(演:大原由暉さん)

作品情報

・2022年5月6日公開

・監督は白石和彌さん。『孤狼の血』『彼女がその名を知らない鳥たち』など多くの作品を手掛けています。

・脚本は高田亮さん。『そこのみにて光輝く』『さよなら渓谷』など映画やドラマ作品を手掛けています。

まとめ

引用元:siy-movie.com

とにかく面会シーンで洗脳されていく様が怖かったです。

阿部さんのプラスチックのような光のない真っ黒な瞳が全てを物語っていました。

犯行シーンは目を覆ってしまうほどの残酷さがあり、苦手な方も多いかも知れません。

しかし、サスペンスや謎解きがお好きな方は楽しんでいただける作品だと思います!

筆者は原作が読みたくなり、さっそくポチってしまいました。

これも一種の洗脳なのでしょうか…

スポンサーリンク
スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!